大学の卒業制作で作ったボードゲーム。プレイヤーはドイツの芸術家村で活動する4人の芸術家となって、作品を退廃芸術にしようとするヒトラー(NPC)から逃れながら、協力して絵画作品を守っていきます。
武蔵野美術大学 学科賞受賞
✍️ 初めてボードゲーム制作に挑戦した作品です。カード、ボード、駒、箱すべて手作りで制作しました。実際にドイツのヴォルプスヴェーデ村に行って調査をし、ゲームに落とし込んでいます。イベントモードでは、芸術家とヒトラーの伝記マンガをそれぞれの視点から15エピソード描きました。
◼️作品概要
ゲームの主人公は、19世紀に活動していた風景画家オットー・モーダーゾーン、表現主義の画家パウラ・モーダーゾーン=ベッカー、デザイナーのハインリッヒ・フォーゲラー、詩人ライナー・マリア・リルケです。
プレイヤーはドイツ北部にある「ヴォルプスヴェーデ(Worpswede)」という芸術家村で活動していたこの4人の芸術家たちとなって、村の共同体を守りつつ、ヨーロッパの都市を巡りながら作品を制作していきます。
しかし、共同体を破壊し、作品を「退廃芸術」にしようとするアドルフ・ヒトラーが常に芸術家たちを狙っています。仲間と協力して、ヒトラーから逃れながら、作品を増やしていきましょう。
また、1894年から1937年という長い時間の中で、芸術家たちにまつわるイベントが発生します。イベントは伝記マンガになっているとともに、マンガ上ですごろくをすることができます。物語パートがあることで、彼らの生涯を追体験していくことができます。
◼️制作期間
2014年1月〜2014年12月
◼️制作ツール
Illustrator / Photoshop
◼️プレイ情報
プレイ時間:3時間
プレイ人数:4人
対象年齢:12歳以上
◼️仕様
内容物:カード140枚 / 木製コマ6個 / マーカー2個 / ダイス1個 / ゲームボード3枚 / 漫画シート15枚 / 説明書
◼️製作者情報
システム・アートワーク
山中麻未